スマートインスリンペン

甲状腺イラスト

糖を下げるホルモンであるインスリンが不足している場合にインスリン療法が行われます。血糖値を一定に保つ仕組みとして膵臓から分泌されるインスリン食事内容や量、運動量など様々な要素のなかで常に変動しています。ご自身の膵臓からインスリンが分泌されていない(枯渇している)場合には先ほどの要素を踏まえて一日に何回かの注射を行います。

インスリン製剤は注入器と一体になったペン型の物が主流ですが、使い捨てのためゴミが多くなりがちです。再利用ができる注入器(カートリッジタイプ)も流通しておりゴミが減ったり、薬代の負担が少し減るなどのメリットがあります。種類によっては05単位でインスリンの注入量を調整できるものもあり微調整をしたい患者さんに活用されています。

さらに最近のデジタル化の波に乗り注射記録が残せるような機種としてノボペン6・ノボペンエコーなどが使えるようになりました(使い捨てのものにつける物もベンチャー企業さんが販売していますが現時点では保険診療外となっています)。写真の右側が使い捨てタイプ・左側がカートリッジタイプとなります。左側のものの後ろにデジタル画面がついています。

 

 

食事による血糖上昇を抑える超速効型のインスリンは食事の前に注射しますが、忙しい方だと注射したか忘れてしまうこともあります。そういうケースだと記録が見られるというのは便利ですね。また注射記録を持続血糖測定器であるリブレと連携させることも可能です。リブレをお使いの方はメニューの下の方にインスリンペンという項目があることにお気づきの方もいるかもしれません。糖尿病診療に関連するデバイスは日々進化していますが、入院してインスリン治療が始まった場合などはその病院の中にある機材を用いるため詳しい説明を聞いたことがない方もいるかもしれません。これらのデバイスに興味があれば診察時にご相談いただければと思います。