糖尿病は初期には症状がないため、健康診断などで血液検査をした際に血糖が高いといわれてもピンとこないと思います。また治療の主な目標は「合併症を予防すること」であり「痛みがとれた」というような治療の効果を実感することが難しい病気です。

一方で、食事や運動などいわゆる生活習慣と密接しているため、糖尿病のために医療機関を受診したら「あれは食べてはいけない」「これをしなければいけない」など小言を言われるばかりでいやになっていかなくなってしまったという方もいるかと思います。患者さん一人一人で生活様式は異なるので一律に同じ対応をすることは限界があるのです。

当院では、糖尿病療養指導士らとチームで患者さん一人ひとりが実践できる方法を提案してまいります。患者さんと一緒に治療にあたることで受診が苦痛にならないようにできればと思います。

また、治療法についても従来の飲み薬からインスリン療法、専門的な知識と経験が必要な持続血糖測定療法やインスリンポンプ療法まで幅広く対応しておりますので患者さんひとり一人にあった治療法をご提案します。